睡眠困難者の新しい救世主!心身の疲れを軽減して、イミダでいい朝迎えよう

#イミダゾールジペプチド #疲労 #睡眠

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心身の疲労を軽減する成分として注目されている、「イミダゾールジペプチド」。日本ハムでも20年以上もの間研究を進め、製品化にも至っています。疲労軽減だけではない様々なうれしい効果があると言われ、アスリートにも支持されています。今回の記事では、イミダゾールジペプチドとは何か、どのような効果があるのか、について詳しく解説していきます。

【睡眠困難者が多発!?】夜間に目覚める 46.5%!

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一日の疲れをリセットし、脳、心身の健康のためにも欠かせない睡眠ですが、悩みを抱える人も多いのではないでしょうか。「なかなか寝付けない」「朝すっきり目が覚めない」「よく寝たはずなのに、起床時に疲労感が残っている」など、睡眠に問題を感じている人は多いといわれています。
実際、厚生労働省の調査結果によると、次のようなデータが報告されています。
「夜間、睡眠途中に目が覚めて困った」 46.5%(男性 44.4%、女性 48.5%)
「日中、眠気を感じた」39.4%(男性 38.6%、女性 40.0%)
「睡眠全体の質に満足できなかった」 31.9%(男性 31.1%、女性 32.6%)
※調査人数:1,362 人

引用元:厚生労働省|令和2年度 健康実態調査結果の報告(2.3.3 睡眠時間のとれている度合い)
つまり、日本人の多くが睡眠に問題を抱えていることが分かります。こうした背景から、「たかが睡眠不足」「今は仕事が忙しいから仕方ない」などと、その重要性は軽視されてしまい、改善への対策も後回しにされがちに……。しかし、慢性的に質の悪い眠りが続くことで、私たちの身体にさまざまな悪影響を及ぼすことが明らかになっています。

疲れが残るとストレスもたまり、睡眠の質が下がる悪循環に

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睡眠不足が続くと、疲労は改善されません。なぜなら、十分な睡眠をとることで脳内の疲労が解消するからです。睡眠中、脳は様々な記憶を定着させたり、成長ホルモン等を分泌することにより、一日活動した身体を整えています。そして、ストレスを抑制する「内分泌系(※)」のリズムを整え、ストレスの解消につなげるのも、睡眠の大事な役割のひとつ。
※「内分泌系」とは:ホルモンを生成分泌することで、身体のあらゆる機能を調節、制御する腺や器官の集まり
睡眠不足が続くと、疲労が改善されない状態が慢性化します。すると、更なるストレスに繋がり、睡眠の質を低下させるという悪循環に陥る可能性があります。
また、日常生活において睡眠に支障をきたすものとして、次の要因が挙げられています。
  • ストレスや緊張、不安
  • 身体の疾患・心の病気・降圧剤や抗がん剤などの薬物
  • カフェイン・ニコチンなどの刺激物
  • シフト制勤務による体内リズムの乱れ
  • 就寝前のスマートフォン、テレビ、パソコンなど強い光
  • 寝具、気温、騒音等の睡眠環境など
このように、日常生活には睡眠の妨げになるものが多くあります。できれば良質な睡眠が取れることが理想ですが、十分な睡眠時間を確保できない人もいるでしょう。そんな人は疲労回復に向けて、別の対策も検討することをおすすめします。

イミダゾールジペプチドは精神的疲労・身体的疲労を軽減

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睡眠不足で回復しきれない現代人の疲労を少しでも軽減しようと、さまざまな研究が行われています。その中でも近年注目されているのが、ヒトや動物の体内に存在するイミダゾールジペプチドです。
イミダゾールジペプチドの疲労に対する機能性について詳しく解説していきます。

注目の「疲れ知らず」の健康成分、イミダとは!?

イミダゾールジペプチドは、疲労感軽減・疲労回復機能を持つ成分です。生き物の体内に自然に存在する成分で、2種類のアミノ酸から構成されているジペプチドのことをいいます。
イミダゾールジペプチドには、活性酸素による酸化ストレスを軽減する「抗酸化作用」があるため、疲労回復に効果的です。疲労のメカニズムは十分に解明しきれていないものの、ストレスや過度の身体活動による活性酸素の大量発生により、体内の細胞の機能が低下することは明らかにされています。
この点を詳しく確認するためにも、私達の生活の中にある疲労の種類を確認してみましょう。疲労には、主に次の2種類があります。
■ 精神的疲労:対人関係でのストレスや心理的ストレス。心が疲れている状態。
■ 肉体的疲労:身体の疲れ。日常生活での運動、肉体労働やスポーツ等に由来するもの。
いずれのタイプの疲労にせよ、活性酸素により傷つけられた細胞の機能が低下しているというシグナルが脳に伝わる状態が「疲労」なのではないかといわれています。
この点から、高い抗酸化作用で活性酸素から身体を守るイミダゾールジペプチドは、疲労回復に効果的として注目され、数々の研究が行われているのです。鳥が羽ばたく際に使う筋肉である胸肉や、休まず泳ぎ続ける回遊魚などにも、このイミダゾールジペプチドが多く含まれています。日本ハムは食肉業界での実績をもとに、20年以上前から食肉中のこの有用成分についての研究を続けてきました。

【注目の研究結果】イミダゾールジペプチドの疲労回復効果

イミダゾールジペプチドは、これまでに述べた抗酸化作用、疲労回復効果に加え、そもそも疲労を防ぐ「抗疲労(※)」のパワーが備わっています。
※「抗疲労」とは:活性酸素に対する作用が体内で長続きし、結果的に抗疲労作用を発揮する状態
研究結果でも、1日に200 mgの摂取を続けることで日常生活における疲労感を軽減することが解明されているほど、イミダゾールジペプチドは優れた疲労回復力が期待できるのです。(※1)
さらにイミダゾールジペプチドを摂取することで、運動パフォーマンスが向上することも報告されています(※2)。
その他、アスリートを対象にした試験も実施されています。関東一部リーグに所属する男子大学バスケットボール部員を対象にした試験では、疲労感が軽減され、フリースロー成功率が向上しました。(※2)
イミダ摂取により疲労感が軽減した試験結果グラフ
以上をまとめると、イミダゾールジペプチドの摂取により、運動時の筋疲労を低減し、より長く、より強くパフォーマンスを発揮。アスリートレベルの運動強度においても、その抗疲労効果が明らかにされているのです。

イミダゾールジペプチドは疲労軽減以外にも、うれしい効果がたくさん

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このようなイミダゾールジペプチドの効果は、超高齢社会の現代においても、様々なうれしい効果が期待できます。

生活の質向上

年齢とともに筋肉量の減少が進むことで、運動機能やバランス力が低下し、転倒・骨折等により介護が必要な状態になる危険性が高まります。すると、生活の質(QOL:クオリティ・オブ・ライフ)も低下してしまうことでしょう。
しかし、一度低下した筋力は適切な栄養管理によって改善することが分かっています。
日本ハムの研究では、鶏肉の抽出物に含まれるイミダゾールジペプチド(カルノシン・アンセリンの合計で225 mg)をスープとして4週間摂取した場合に、摂取前に比べて膝の筋力が向上したこと、片足立ちを持続できる時間が伸びたことが報告されています。このことから、イミダゾールジペプチド摂取により、全身の筋肉量が増加することが推察されています。

さらに、この研究の参加者に対するアンケートでは、全身の疲労感や目の疲労感の軽減を実感していたことが示されました。
こうした実験結果から考えても、イミダゾールジペプチドは生活の質(QOL:クオリティ・オブ・ライフ)や自立度を保っていくために大変効果的だと期待できますよね。

脳機能の改善

イミダゾールジペプチドは、認知機能の維持や認知症の予防にとって有用な成分である可能性を秘めています。なぜなら認知機能を測る様々な研究で、記憶機能の低下を予防する作用があることが認められた、という報告があるからです。(※3)
また日本ハムが中高年者を対象に実施した臨床試験でも、一日1gのイミダゾールジペプチドの摂取を3か月続けた群において、記憶機能、脳血流の維持が認められています。(※4)

イミダゾールジペプチドで「疲れにくい身体作り」を

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睡眠障害を改善することは、生活習慣病の予防にもつながります。また、心身ともに健康で生き生きとした毎日を送るためには、規則正しい生活、健康的な食事、適度な運動が基本となることでしょう。
さらにイミダゾールジペプチドが加わることで、疲れにくく健やかな身体作りに効果が期待できます。日本ハムが長年にわたり研究を続けてきたイミダゾールジペプチドは、ヒトや動物の体内にも広く存在するアミノ酸から構成される、安全な成分です。
ぜひ、日々の新習慣として積極的にイミダゾールジペプチドを摂取し、「疲れにくい身体作り」をはじめてみませんか。
【参照論文】
※1:薬理と治療 / 37(3): 255-263, 2009
※2:日本ハム㈱中央研究所調べ
※3:B. Herculano, M. Tamura, A. Ohba, M. Shimatani, N. Kutsuna & T. Hisatsune: J. Alzheimer’s Dis., 33, 983 (2013).
※4:Hisatsune T, Kaneko J, Kurashige H, Cao Y, Satsu H, Totsuka M, Katakura Y, Imabayashi E, Matsuda H. : J Alzheimers Dis. 2016;50(1):149-59.